HOME > ニュースリリース > トラック担保に融資 利用目的問わず 低い与信ハードル
2015年3月
グリーンベル(葛西宣行社長、川崎市麻生区)は、トラックを担保に融資する事業を手掛けている。1月から「ABL36」と新たに命名し、運送事業者へ積極展開。保有するトラックを正しく査定し、利用目的を問わずにファイナンスリースすることで事業者の経営をサポートする。
金融庁は、中小企業の経営改善や事業再生を目的に、2013年2月からABL(動産・売掛金担保融資)の積極的な活用を奨励している。こうした背景を追い風に、事業者利用を促す。
葛西社長(44)は「利用目的が車両の購入以外の、例えば配車システムなどを導入したい場合、リース会社は貸し出しを渋ることが多い」と指摘。その上で「ABL36は融資した資金の利用目的を問わないため、システム導入のほか、税金の支払いなどにも活用できる」と強調する。
トラックや建設機械といった動産を担保にするため、与信のハードルは低い。また、同社は事業者の保有資産を正しく査定するノウハウを持っており、税務上の簿価ではなく、査定によって導き出された価値に対して融資枠を設定。葛西氏は「企業の正しい価値を示すことができるので、他の金融機関の判断材料にもなる」と再評価のメリットを話す。
掲載:「物流ニッポン」(外部サイト)