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中古トラック需要増◆震災で新車調達困難◆運送会社 短期リースで対応も
2011年6月13日
【神奈川】中古トラックの買い取り・販売事業を展開している神奈川県内の各社によると、中古トラックの需要が増加傾向にあることが分かった。東日本大震災の影響でトラックの生産台数が大幅に減少しているのに加え、被災地の復旧・復興を支援するダンプカーや建機を中心に引き合いが増加。運送会社にとっては新車調達が難しくなっている中、中古トラックの有効活用が成長のカギを握ることになりそうだ。
グリーンベル(葛西宣行社長、川崎市麻生区)は、業界初という緑ナンバーの
短期リース事業を強化していく。運送業界では緊急時にレンタカーで対応する事例が散見されるが、代替車両が白ナンバーだと荷主や取引先が難色を示す場合があるため、同社の所有車両をユーザーの使用車両(緑ナンバー)に名義変更した上、短期で貸し出すサービスを開発した。
「積極的なPRをしていないにもかかわらず、既に十数社が短期リースを利用している。」リース期間は1か月単位で、1か月の利用料金は大型車が55万円から、中型車は35万円~40万円のそれぞれ設定。利用期間にも応じたディスカウントにも応じているほか、震災によるニーズの高まりを背景に、より一層サービスの充実に努めていく方針だ。
同社が発行している
中古トラック情報の月刊誌「GETRUCK(ゲットラック)」も好評を博す。車両価格やリース料金を明示したフリーペーパーで、発行部数は2万部を超え、掲載車両数も500両前後に拡大。被災地の復旧と復興に欠かせないダンプカーなど一部車種の需要がにわかに高まっているという。
掲載:「
物流ニッポン」(外部サイト)