ゲットラ通信 vol.8
中古トラックを購入する上で、意外と見落としがちな〝におい〟の問題。
「なんとなく大丈夫だろう…」配送側がそう思ったとしても配送先や集荷先が
「臭い」と思ったら大変です。
〝におい〟には基準がないので難しいところですが、そんな問題を回避するサービスを提案しているのが今回取材させて頂いた中村電池さんです。
株式会社中村電池(埼玉県熊谷市、以下中村電池)の環境事業部、取締役事業部部長の中村武由さんにお話を伺いました。
株式会社中村電池
環境事業部、取締役事業部長 中村武由氏
中村電池は荷台の目に見えない不具合である〝におい〟に着目し、抗菌・消臭維持による「庫内環境最適化」を提案。
これを「臭気マネジメント」と名付け、トラック運送業界へ積極的な展開を図っています。
では具体的にどのようなサービスなのでしょうか。
中村電池が提案するサービス【 予防 】と【 解決 】
一般の消臭剤等は中和や吸着作用による一時的な効果に終わりますが、《空気触媒セルフィール》は有害物質を吸着したり中和したり
するものではなく、その作用原理(触媒)により無害な物質に分解するのが特徴です。
分解過程においてセルフィール自体は消費されることはなく、空気中の水と酸素を利用して「ラジカル」を生み出し、この「ラジカル」が
有害物質を分解し続け、抗菌・消臭・抗ウィルスなどのパワーを発揮します。
この《空気触媒セルフィール》を新車時に、専用工法で冷凍車などに施工すると
●庫内環境の衛生対策を荷主様にアピールしたい
●お客様の大切な荷物に他のにおいが付着するのを予防したい
●庫内清掃の簡略化によりランニングコストを削減したい
などのご要望にもお応えできる、最良の臭気予防対策となります。
光や電源を必要とせず、24時間働き続け、効果が長期間持続するのも特徴です。
においの【予防】は新車時がオススメなのです。
↑庫内環境最適化システムを導入している車両には、専用ステッカーをご用意しています。
※《庫内環境最適化システム》は、株式会社中村電池の商標です。第5493700号
試しにアンモニアのにおいを含ませた紙を入れたケースをかいでみました!
これには一同ビックリです!
これなら鮮魚を運んだあとにケーキも運べるかも!と思いました。
【庫内環境最適化システム】の施工モニターも実施しました
ある運送会社様にご協力いただき、新車の4t冷凍車2台を使って
《空気触媒セルフィール》を施工した車両としていない車両を実際に比較してみました。
■実施期間■
寒い季節から暑くなるまでの6ヶ月間
■運搬品■
鮮魚(発泡スチロールケース入り)一般冷蔵食材
■6か月後の状況■
施工済みの車両は配送直後は若干のにおいが残りますが、翌日には気にならなくなりました。
未施工の車両はにおいが染み付いてしまい、別の仕事に使うことになりました。
★すでに発生してしまったにおいを取り除き【解決】へ導くハイブリッド消臭システム『情熱』★
いくら空気触媒という技術をもってしても、すでに付着してしまった臭気を完全に除去するのは、残念ながらとても困難です。
そこで中村電池が提案するのが、ハイブリッド消臭システム『情熱』です。
においの発生源と種類、荷室への付着度合などを細かく調査し、洗浄・殺菌などの方法を組み合わせてにおいのない状態になるように空気触媒加工で仕上げ、さらに予防工法でにおいのない状態を維持します。
すでに定着しているにおいに何かをかけたりするのではなく、専門スタッフが1台1台手間暇をかけて限りなくリセットに近い状態に持っていく…それが中村電池のこだわりなのです。
冷凍車・冷蔵車・保冷車・コンテナの抗菌・消臭維持による「庫内環境最適化」は、一歩先
を行く『臭気リスクマネジメント』です。
においのトラブルにお悩みの方はぜひ一度ご相談してみてはいかがでしょうか。(ミハイル)