トップページ > コラム一覧 > 運送会計.comレポート コラム一覧 > vol.1 できてますか?原価計算!パート1
排気ガス規制により車両の価格は上がり、投機マネーが原油の価格を吊り上げ、社会保険の義務付けとなった昨今。
運賃は昔よりも悪くなりました。
そういえば、外車に乗り、ゴルフ三昧の社長さんの姿を見なくなった…
大手流通各社は物流効率を上げ、裏便、昼夜トラックをフル稼働。デフレ時代に、如何に物流コストを下げるか真剣に取り組み、効率化で対応しています。それでは、運送会社ではどのような努力をしてきたのだろうか。
彼を知り己を知れば百戦して殆うからず(孫武「孫子」謀攻篇) まずは原価を知り、競合他社の運賃を確認しましょう。
運送会社の原価とは、(直接固定費+変動費+間接固定費)÷稼働日数=稼働率で1日の原価が分かります。
変動費の⑦人件費(残業代)と⑧燃料代、⑨高速料金以外は予算により推測が可能です。運賃計算は⑧人件費(残業代)と距離により運賃を上乗せすれば、簡単に算出できます。
年に一度の税金や月々が決まっている家賃や役員報酬。求人費や通信費などは予算を組み、その中で抑えるように活動方針を立てます。これらを保有台数と割ります。
1ヶ月の1台あたりの予算組みをし、稼働日数で割ると1日の経費が算出できます。
運賃から引く事で1日1台の利益が分かります。《売上-原価=1台当りの利益》
原価を知ることで、社員や社長の行動方針が見えてきます。①車両代(リース料)から⑰目標利益までの経費をどうやって削減するのか。これが行動指針になり、ドライバーを評価するポイントとなってきます。
運送業は売上ではなく、利益率と稼働率である!!!
グリーンベルでは、利益率改善の為の経費見直しや行動指針の策定などの、無料コンサルティングサービスを開始いたしました。お気軽にご相談ください。